2021年07月30日

佐藤優さんの小林賢太郎さん解任についてのコメント

佐藤優さんが小林賢太郎さん解任についてコメントをしております

この動画の36分ごろから始まります。


「日本の中で大いなる勘違いがたくさんある。『昔のことじゃないか』『コントのネタじゃないか』『全体を見てみればごく一部』『言葉尻をとらえているのではないか』。これは全部間違い。これはとんでもない犯罪なんです。どういうことか。ジェノサイドとかナチスによるユダヤ人虐殺を冗談とか遊ぶに絶対に使ってはいけないということは国際基準です」

佐藤さんはこの文字起こし以外にもたくさん話されております。この記事を早い段階で書いたことで、過去最大級の批判を浴びてきましたが、旧知の佐藤優さんが言ってくれた。良かった。
















posted by Kosuke at 03:09| Comment(0) | Yahoo! ニュース

2021年07月23日

過去のツイートについて反省しております。正直、すべきではなかったです。深くお詫び申し上げます。

おはようございます。

昨日Yahoo!に寄稿した拙稿(「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」五輪開会式ディレクターの小林賢太郎氏、芸人時代にホロコーストを笑いのネタに)で小林賢太郎さんの過去の不適切なネタを取り上げました。そして、それを契機に私の過去の言動についての追及も始まり、反発を買っているようです。

特に問題とされているのが、私が2014年9月1日に投稿したツイートのようです。

これは同じ日に東洋経済オンラインに掲載された拙稿(「ブラック企業」は、人種差別用語である)について、当時、かなりの批判や反発が私に寄せられたため、親しい編集者の方に「〇〇さんは、どう思いますか?」と伺ったところ、ツイートにある意見を賜ったため、「こういう意見もありますよ!」との思いから、その編集者の発言を引用して、自らツイートしてしまいました。今となって思えば、放送禁止にもなっている差別用語を含むそのツイートはいかなる思いがあってもすべきではなかったと反省しております。人としてもジャーナリストとしても人権感覚が欠如する内容でした。ここに深くお詫び申し上げます。

なお、Yahoo!への昨日の投稿は、僕が東京五輪開会前日を狙って書いたのではとの憶測が出ていますが、それは違います。21日深夜から22日未明にネットで大きな問題になっていることを知り、最終的に「これはやはり書かなくてはいけない」との思いが募り、書かせていただいた次第です。ホロコーストはどんな形であれ、そして、何時であれ、笑いのネタにしてはいけない。ホロコーストの代わりに、広島や長崎の原爆について同じように笑いのネタにされたら、日本人はどう思いますか。1988年の学生時代に留学したアメリカでは、ユダヤ系アメリカ人の家庭にホームスティしました。その時にホロコーストという人類の悲劇について何度もホストファミリーから聞かされていたので、僕はその思いが特に強いのかもしれません。

また、「ブラック企業は人種差別用語である」との考えは今も変わっていません。私の考えは、東洋経済オンラインへの拙稿で述べましたのでここでは繰り返しません。最近読んだ中では、こちらの文章「言葉について考えよう」が分かりやすかったです。ぜひお時間あれば一読ください。僕はどれだけ攻撃されても嫌われてもいいのですが、「ブラック企業」との言葉で差別を感じている人々がいる以上、そうした人々の思いをぜひ受け止めていただければ、と存じます。

また、このブログの最後になってはなってしまいますが、すごく伝えたいことがあります。それは、小林賢太郎さんの今後のご活躍を心より祈念していることです。僕は小林さんとはこれまで何の接点もなく、個人的な恨みも全くありません。解任にあたっての小林さんのメッセージも拝読し、真摯に昔の言動を反省されていて、誠実で素晴らしい方と存じました。僕も大いに小林さんの真摯な姿勢に学ばなくてはと思いました。その小林さんのメッセージに学び、このようにブログで僕も謝罪しなくてはと思いを新たにした次第です。

僕もこれまでの52年の人生で数々の失敗と挫折を経験してきました。

クリエイターとして才能あふれる小林さんの今後のご活躍を心よりお祈りいたします。

高橋浩祐

posted by Kosuke at 09:16| Comment(0) | Yahoo! ニュース

2021年05月08日

首相会見、幹事社質問をなくせ!さら問いもさせよ!Yahoo!への最新の拙稿です!

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7日夜、久しぶりに抽選に当たり、3度目の緊急事態宣言の延長決定後に開かれた首相会見に行ってきました。ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリーという外国メディアに、ストリンガー(東京特派員)契約で務める私は毎回、菅首相の会見に出席できるわけではありません。官邸の記者クラブメンバーでないからです。毎回抽選があります。前回首相会見に参加できたのは、2月2日でした。この時は、司会者から指名されて質問することができましたが、今回はずっと手を挙げていたのにもかかわらず、指名されることはありませんでした。

家に帰ると、会見をテレビで見ていた77になる母が「初めに質問する人は決まっているの?」と聞いてきた。「幹事社質問と言って、記者クラブに入っているメディアが常に優先的に質問できるんだよ」と説明した。「それはずるいね」と母はポツリと言った。その通り、本来はフェアネス(公平性)とオープンネス(開放性)の精神から、幹事社質問なんてなければいいのに、と私も何度も思ってきたことか。

また、記者会見では、再質問こと「さら問い」(さらなる問い)を認めるよう、菅首相に質問があった。菅首相はスルーし、答えなかった。実は安倍前首相時代の首相会見で、私は安倍首相にさら問いをすることができた。

安倍首相会見で「外国メディア当たってない」 打ち切り宣言後に質問要望→本人の反応は...

この時はマイクの前での質問後、座席に戻ることなく、安倍前首相の回答をマイクの前で聞き、そのまま、また「さら問い」をした。菅首相での会見でも、質問者は座席に戻ることなく、マイクの前で首相の回答を聞き、回答不十分な点や意味不明な点があった場合、その場で「さら問い」をやってしまえばと思う。国民に対し、不明瞭な点をクリアにできる、という点では、菅首相もメリットがあるだろう。ぜひ質問後もマイクの前に立ち続け、必要あらば、どんどんと「さら問い」をしていきましょう!

さて、その昨晩の首相会見への出席を踏まえ、早速Yahoo!に寄稿しました。東京五輪開催をめぐって、菅首相は公衆衛生上の感染対策ばかり述べて、ひっ迫する医療提供体制について、全然頭にない印象を受けました。いくら選手やコーチを選手村や会場にとどめる「バブル方式」を採用しても、東京の医療提供能力がなければ、五輪開催はできない。戦争映画でもよく見るよう、戦場では常に医療班がいる。医療班なしの戦争は人権無視で無謀極まりない。コロナ禍はワクチン接種に自衛隊が投入されるように、災害級の有事でもあるのだ。

五輪ありきでは、コロナ対策の政策判断を誤る。このままでは菅首相は、人命より政治を優先させたインドのモディ首相の二の舞になりかねない。お時間あればご笑覧ください。

医療ひっ迫でも五輪強行 菅首相の危険なゲーム(高橋浩祐) - Y!ニュース











posted by Kosuke at 14:43| Comment(0) | Yahoo! ニュース