先日、政治評論家の森田実さんから聞いた話だが、記者クラブというのはもともと、「プロパガンダの天才」と呼ばれたナチスドイツのヨーゼフ・ゲッベルス宣伝相が戦前に考案したとのこと。
なので、原発再稼働でも消費税増税でも検察の違法捜査でも何でも、日本のメディアが権力側の発表をそのまま大本営発表しているのは当然といえば当然。
日本の社会にとっては、記者クラブは早く無くなった方が良い。
以前、日経CNBCの一員として、日銀総裁会見に出席した時、白川総裁に質問した。しかし、質問後、私は日銀記者クラブのメンバーでないため、関係者から怒られた。
「そういうことをしてもらうと、周囲に迷惑がかかる」と。
ただただ、あきれ果てた。この国は、fairness(公平性)やopenness (開放性)という民主主義を支える重要な基本概念がまったく育まれていない。ナチスドイツの制度をそのまま踏襲している国ならではの「報道の不自由」がはびこっている。電力業界のごとく、既得権益を守ろうとする勢力が日本メディア内にも少なからずいる。
2012年06月28日
日本のメディアはナチスドイツの制度を踏襲している
posted by Kosuke at 17:51| Comment(0)
| ジャーナリズム
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